片づけても片づけても、私の心が治まらない。
猫の額ほどの庭には、大木になろうかという樹木が
何本も育ち、植える場所もないほどのところに
買ってきた草花が押し合い圧し合いしながら
毎年花を咲かせる。
その世話をするのが好きで買った園芸用品を収納するための
組み立て倉庫が幾つも並び、
そこには、今では殆んどしなくなった釣りの道具や、
ゴルフ用品やクリスマスイルミネーション、あるいは、
正月、三月、五月の四季の飾り物、家の壁から取り外された
絵画、いくつものダンボールに入れられたＣＤやアルバムなど、
扉が閉まらないほど詰め込んである。
庭ですらそれだから家の中は、片付いてはいるものの
モノで溢れかえっている。
理由は、中途半端な趣味が多すぎるのと、
欲しいものは片っ端から手に入れたからだ。
統一感がない。
もう少し、ストイックに・・・・
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