そうか、下山途中なんだ
そうか、下山途中なんだ
「人生の山を下山するときには、楽しかった思い出を語りながら
そして深いため息をつきながら歩いていくことです。」
と、登山を引き合いに出して五木寛之は人生を語る。

登山は、しない(笑)
もともと、しんどいことは避けて通る性質だから、登山には興味がなかった。
それでも学生の頃は、いろんな事情で登山につきあったりしていたから、
頂上に辿りついた時の、ちょっとした感動は味わったことがある。
人生を山登りに例えるのなら、私は目指していた高い山に登らず、
小さな低い山に登って峰を縦走しているのかも知れない。
だから下山なんて考えてなかった。
登山は、山に登ることだけじゃなくて、下山して地上に戻ってくるまでが
登山だとすれば、私は今、下山途中なわけ?(笑)
未だ峰を縦走していると錯覚してたワ。
低い山だったら、下山するのも簡単だろうけど、
気をつけて、ゆっくり下山しなければならないのだ。
あわてて足を踏み外して谷底にまっしぐら、なんてゴメンだ。

深いため息・・・?
人生後半は下山の時期?
私は未だ、そんな境地に達していない。
そりゃあまぁ、楽しかった思い出は、それこそ山ほどあるけど、
これから下山する道中にも、いくらでも転がっている気がする。
むしろ、これからだろうと思ったりしているから、
往生際が悪い性格なのかな?
そうよ、誰かさんじゃないけど、もっともっと刺激が欲しいのだ。
(しんどいことや面倒くさいことはイヤだけどヨ)
ま、しかし下山なのだから登山の時よりは楽だろうし、
景色もゆっくり見ることができるだろうから、
道を間違わない程度に寄り道をして、ゆっくり下山してやろう。
いや、低い人生登山だったから、いつでもすぐ下山できるし(笑)
急に太陽が沈むこともないだろうから、もうちょっと
山頂付近をウロウロして楽しんでいても良いだろう。


コメント

龍子
2009年3月22日1:46

しんどいことや、面倒臭いことはイヤだけど
刺激欲しいですっ!!!

もうひと花咲かすかなぁ~(笑)
(前にも咲いたことあったのだろうか??)

一砂 心
2009年3月22日1:58

どうぞ、もうひと花も、ふた花も・・・、咲かせ~て、咲かせ~て・・・♪




一砂 心
2009年3月22日2:49

一緒に花を咲かせましょう(笑)

ヒカル
2009年3月22日9:09

私、上ってくる沢山の人と顔を合わせて挨拶しながら、下山し始めてる気がします。

もう少し、頂上で景色を眺めていればよかったかしら。。。

一砂 心
2009年3月22日16:22

コメントありがとうございます。

>上ってくる沢山の人と顔を合わせて挨拶しながら、下山し始めてる気がします。

素敵な下山の仕方のひとつだと思います。
頂上であっても下山途中においても、登山中のように息を切らせることもなく
落ち着いて穏やかに景色を楽しみ、余裕をもって人に会うことができるのが
良いのだと思います。
人は50を過ぎると誰もが人生の後半(下山)に入ります。
そんなことは、わかりきったことなのですが、
下山に向っている、下山道を歩いている、という意識(覚悟)をしないで、
登山している時と同じ勢いで歩こうとすると、ずっこけたり、
思わぬ谷底に落ちたりして、上手に下山できないんだと思います。

五木寛之は、こうも言ってます。
「・・・まさに鉄が錆びていくようなものです。
身体は動かなくなり、しんどくて大変なものです。
自分はまだ若いんだと糠喜びしても、惨めなだけです。
『青春とは心の持ち方だ』と言う人もいますが、それは嘘です。
心の持ち方などでは決して補えない衰えがそこにはある。
その現実をしっかり見据えることが大切ではないかと思うのです・・・」
と。
それが現実であるとわかっていても、なんとなく受け入れがたい自分は、
覚悟をしないままで下山道を歩いているのです。(笑)

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